大腸ポリープのがん化について、以下にまとめます:
- 腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープ:
- 腫瘍性ポリープ(特に腺腫)は、がん化する可能性があります。
- 非腫瘍性ポリープは、基本的にがん化しないとされていましたが、一部の大きなポリープや特定の部位のポリープはがん化の可能性があります。
- サイズとがん化リスク:
- 5mm未満:がん化リスク約1%
- 5mm以上10mm未満:がん化リスク数%
- 10mm以上20mm未満:がん化リスク約10%
- 20mm以上:がん化リスク20~30%以上
- 高リスクなポリープ:
- 10mm以上のサイズ
- 絨毛状構造を持つもの
- 高度異型を伴うもの
- 腺腫からがんへの進行:
- 腺腫が大腸がんになるまでには約5~10年かかるとされています。
- 切除の判断:
- がん化する可能性のあるポリープ(腺腫やSSL)は、基本的に切除が推奨されます。
- 予防と早期発見:
- 定期的な大腸内視鏡検査が重要です。
- 40歳以上の方は、年1回の大腸がん検診(便潜血検査)が推奨されます。
がん化リスクのあるポリープを早期に発見し切除することで、大腸がんの予防につながります。定期的な検査と、医師の指示に従った適切なフォローアップが重要です。
大腸がんによる亡くなる人を無くす。