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糖尿病・メタボでお悩みの方

糖尿病について

糖尿病のイメージ画像

糖尿病初期の場合(特定健診などで糖尿病を指摘された場合など)は、まず「食事療法」と「運動療法」を組み合わせて生活習慣の改善を行うことで血糖値の改善を図ります。
糖尿病初期のなるべく早い時期から食事療法と運動療法を開始し、良好な血糖コントロールを維持することで、合併症など病気の進展を防ぐことができ、生涯に渡り健全な方と同じ状態を保つことができます。

糖質は控えめにしましょう

食事療法では、まずは「食べ過ぎに注意する」ことは言う間でもありません。また、血糖値の上がり方は、何をどのくらい、どのように食べる方によって変わってきますので、それらを食事療法に取り入れることが重要です。

栄養素について

食事からとれる栄養素には「糖質」「たんぱく質」「脂質」があります。
その中でも、食後の血糖値を上げやすいのは糖質です(糖質…炭水化物から食物繊維を引いた残りの栄養素です)。
糖質と言えば、砂糖やお菓子を考える方も多いですが、一般的に主食と呼ばれるものに糖質は多く含まれています。
主食…ご飯、パン、麺、じゃがいもやかぼちゃなど

主食は茶色の物を選びましょう

白い糖質

白米や白いパン、うどんなど身体に吸収されやすい=血糖値が上がりやすい。

茶色の糖質

食物繊維が多く身体にゆっくりと吸収される、玄米、雑穀ご飯、全粒粉のパンやそば=血糖値が緩やかに上がる。

高血糖を防ぐため食事で気をつけたいこと

高血糖のイメージ画像
  • 高血糖を防ぐためには糖質が高い主食のごはん類から食べ始めるのではなく、食物繊維の豊富な野菜や海草を先に食べる「ベジタブルファースト」がおすすめです。この食べ方により、主食の糖質がゆっくりと吸収されます。
  • 血糖値の上がりにくい組み合わせとしては、ご飯には、納豆やチーズ、乳製品など高たんぱく食材のおかずや、消化吸収を遅らせる働きのある酢の物を組み合わせるのもお勧めです。
  • 食べ過ぎを防ぐため、ゆっくりよくかんで食べることで、食べ過ぎを防ぐと同事に、インスリンの適切な分泌を促すGLP-1ホルモンが増えるとも言われています。
  • その他注意したいこととして、食べ過ぎを防ぐために、1食を抜くことを考える方もいらっしゃるようですが、食事を抜いてしまうと、次の食事の際に血糖値が上がりやすくなりますので、おすすめできません。
    また、食後すぐに寝てしまうと血糖値がなかなか下がらず、使われなかったエネルギーが脂肪として蓄えられ、肥満の原因となりますので注意しましょう。

当クリニックでの食事療法

1.間食をしない

間食(甘い物)を控えるのはとても苦痛かもしれませんが、同じ摂取カロリーでも間食でとるのと、食直後にとるのとでは、血糖値の上がり方に違いがでてきます。

2.食べる時は、順番に工夫を!

1初めに サラダなどの野菜 2そのあとに タンパク質・脂質 3最後に ごはん・パン・麺類などの炭水化物

運動療法の効果

  • 特に食後に軽い運動を行うことで、血液中の糖が筋肉へと運ばれ、エネルギーとなって使われるため、食後血糖値が下がり効果的です。
  • 運動を行った日は行わなかった日に比べて、1日の血糖値上昇を総じて抑えることができます。
  • 軽い運動を習慣づけることで、糖尿病予備軍の人や糖尿病の人も血糖値が上がりにくい身体になります。インスリンが効率よく効くようになり、分泌されるインスリンの量も少なくて済むようになります。

食後に実践しやすい運動

  • 掃除を行う
  • 昼食は少し遠いお店まで歩いていく
  • 軽いストレッチを行う
  • 犬の散歩を行う
  • ゴルフの打ちっぱなし など

糖尿病と薬について

当クリニックでの糖尿病治療は、前述の通り、食事療法と運動療法を基本と考えていますが、

  • 糖尿病が進行している
  • 食事・運動療法だけでは血糖値がうまく下がらない

このような場合では経口血糖降下薬(飲み薬)やインスリン療法を行うことになります。 経口血糖降下薬は多くの種類があり、薬の性質や効く部位の違い(作用機序)によって、以下のタイプに分けられます。 実際の治療では、何種類かの薬剤を組み合わせて使用することもあります。

糖尿病の薬解説
SGLT2阻害薬
余分な糖を尿と一緒に体から出して血糖値を下げる薬です。
GLP-1受容体作動薬
GLP-1の働きかけによって、すい臓からインスリンが分泌されます。

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院長
飯田 哲士
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診療内容
内科・消化器内科・内視鏡内科
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