苦痛の少ない検査のために
- 当クリニックでは日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医が責任を持って検査にあたります。
- 苦痛の少ない胃カメラ検査を行うため、少量の鎮静剤を使用した検査を積極的に行っています。
- 鎮静剤に抵抗のある方は、鼻からの胃カメラ検査(経鼻内視鏡)を行っています。
当クリニックでは、同日に胃と大腸の内視鏡検査が可能です。
土曜の検査も行っております。
朝9:00より検査を行っています。
このような症状はございませんか?
- 胃の不快感
- みぞおちの痛み
- 食欲不振
- バリウム検査で異常を指摘された
- 胃がんが心配
- 貧血
- 胸やけ
- 呑酸症状
- ピロリ菌検査で陽性と診断された
胃カメラ検査の流れ
当クリニックの胃カメラ検査は、問診後、口腔または鼻腔に麻酔をしてから鎮静剤を使用します。鎮静剤を使用した場合、検査後目が覚めるまでベッド上で休んでいただきます。
検査時間は約10分です。
準備
- 直接受診、もしくは電話から予約を取ってください。
①検査前日
- 夕食は軽めに。
- 午後10時以降は何も食べないでください。
- お茶・お水はOK。(牛乳・ジュース類は禁止)
②検査当日
- 絶食ですが、直前まではお水はOKです。
- 検査台に横になります。力を抜いてラクに。
- のどまたは鼻腔内に麻酔をします。
- 当日のお薬は、検査終了後内服してもらいます。
- 5~10分で終了します。
前処置(痛みも少なく、安心です)
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消泡液を飲みます。
(胃の中をきれいにします) -
鼻腔に局所血管収縮剤をスプレーします。
(出血をしにくくし、鼻の通りもよくなります) -
鼻腔に麻酔薬を注入します。
(局所麻酔ですので眠くなりません) -
鼻腔に麻酔薬を塗ったチューブを挿入して、鼻腔の局所麻酔を行います。
(鼻腔の痛みを抑えられ、内視鏡が通りやすくなります)
- 鼻からの場合、喉のあたりの病変も観察することが可能です。
- 鼻から出来ない方、もしくは経口希望の方は経口からさせていただきます。
- 麻酔がきれるまで1時間くらいは食事はしないでください。うがいはしても結構です。
- 検査当日に検査説明を行います。
- 組織を採取した場合は約7~10日後に結果を説明いたします。
- 麻酔を希望される方は、検査当日は車、バイク、自転車の運転はお控えください。その他の交通手段をご利用ください。
胃カメラ検査の費用について:保険診療3割負担の方
診察料・血液検査 | 約2,000円~3,500円 |
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胃カメラ(検査のみ) | 約4,000円 |
生検・病理組織検査 (追加費用) |
約3,500円~7,000円 |
ピロリ菌検査 | 約700円 |
合計 | 約6,000円~15,000円 |
胃カメラ検査 Q&A
- 胃カメラ検査はどのくらいの時間がかかりますか?
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鎮静剤を使用しない場合: 検査自体は約5分から10分程度で終了します。
鎮静剤を使用する場合: 検査後に回復室で30分ぐらい休んでいただきます。ただ、準備や結果説明などを含めると、全体で40分から1時間程度かかることがあります。 - 胃カメラを受けた際の痛みはどの程度ですか?
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経口内視鏡(口からの挿入)
痛みと不快感: 口から胃カメラを入れる場合、喉を通過する際に嘔吐反射が起こることがあり、不快感や痛みを感じることがあります。
麻酔の使用: 喉の麻酔を行うことで痛みや不快感を軽減することができますが、完全にゼロにはできません。
経鼻内視鏡(鼻からの挿入)
痛みの軽減:嘔吐反射が少なく、痛みや不快感が軽減されます。
鼻腔の影響: 鼻腔が狭い場合やアレルギーなどがある場合には、挿入時に痛みを感じることがあります。
鎮静剤の使用
鎮静剤: 鎮静剤を使用することで、眠った状態で検査を受けることができ、痛みや不快感をさらに軽減できます。ただし、鎮静剤使用後は車の運転ができないなどの制約があります。
胃カメラ検査に不安がある場合は、医師と相談しながら適切な方法や鎮静剤の使用を検討することが推奨されます。 - 胃カメラ検査で発見できる病気は何がありますか?
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胃カメラで発見できる病気
胃炎
急性胃炎: アルコールの過剰摂取や薬の副作用、ストレスが原因で、みぞおちの痛みが特徴です。
慢性胃炎: ピロリ菌感染が主な原因で、胃粘膜の萎縮やびらんを引き起こし、無症状の場合もあります。
胃潰瘍: ピロリ菌感染やNSAIDsの使用が原因で、食後の痛みや出血が症状として現れます。
十二指腸潰瘍: 主にピロリ菌感染によって引き起こされることが多く、胃潰瘍と類似した症状を示します。
胃ポリープ: 多くは良性であり、胃底腺ポリープや過形成性ポリープなどがあります。がん化の可能性は低いですが、経過観察が必要です。
胃がん
早期胃がん: 症状がほとんどないため、内視鏡検査での早期発見が重要です。
進行胃がん: 症状が現れる前に定期的な検査で発見することが望ましいです。
逆流性食道炎: 胃酸の逆流による食道の炎症で、胸焼けや呑酸症状を伴います。
バレット食道: 逆流性食道炎の継続によって食道の粘膜が変化する病気で、食道がんに進行することがあります。
食道がん: バレット食道から発展することもあり、早期発見には内視鏡検査が有効です。
ピロリ菌感染: 胃炎や潰瘍、胃がんのリスクを高めるため、その有無を確認し除菌治療を行うことが推奨されます。
これら以外にも、胃カメラ検査ではさまざまな消化器疾患を早期に発見することが可能です。定期的な検査を受けることで、重大な疾患の予防や早期治療につながります。 - 胃カメラを受ける場合、家族の付き添いは必要ですか?
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鎮静剤を使用する場合: 鎮静剤を使用して検査を受ける場合は、検査後に運転ができないため、家族や友人に送迎をお願いすることが推奨されます。
高齢者や不安のある方: 高齢者や検査に不安を感じる方には、家族の付き添いが推奨されることがあります。これにより、検査前後のサポートや安心感を得ることができます。
当クリニックでは、家族やパートナーが同席することが可能です。これは特に不安を軽減するために有効です。
したがって、胃カメラ検査を受ける際には、事前に医療機関に確認し、自身の状況に応じて付き添いを依頼するかどうかを決めると良いでしょう。 - 胃カメラ検査における麻酔の副作用はどのようなものがありますか?
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主な副作用
血圧低下: 鎮静剤の使用により血圧が下がることがあります。これは循環抑制の一環として起こる可能性があります。
呼吸抑制: 呼吸が浅くなる、または呼吸が弱くなることがあります。最悪の場合、呼吸停止に至ることもあります。
眠気や頭痛: 鎮静剤の効果として眠気が続くことがあり、頭痛を感じる場合もあります。
吐き気や嘔吐: 一部の患者では吐き気や嘔吐が副作用として現れることがあります。
アレルギー反応: 鎮静剤に対するアレルギー反応が稀に発生することがあります。
注意点
検査後の休息: 鎮静剤の効果が残るため、検査後はしばらく病院で休む必要があります。運転や機械操作は避けるべきです。
これらの副作用は個人差があり、症状が出る人もいれば出ない人もいます。鎮静剤を使用する際は、副作用の可能性を考慮し、医師と相談することが重要です。